デパコスからプチプラに乗り換えて気づいた”値段と効果の本当の関係”

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デパコス沼に落ちたのは25歳のとき

就職して初任給が入ったとき、奮発してSUQQUのファンデーションを買った。それまでプチプラしか使ったことがなかった私にとって、7,700円のファンデーションは「大人の象徴」みたいなものだった。百貨店のSUQQUカウンターで肌を見てもらって、美容部員さんに丁寧にタッチアップしてもらって、ブランドのロゴが入った白い袋を持って帰った。あの体験が全ての始まりだったと思う。

そこからずるずるとデパコスが増えていった。SUQQU、NARS、THREE、RMK、MAC。気づいたら化粧台がデパコスで埋まっていた。月のコスメ費が2万円を超えている月もあった。「高いものには理由がある」と自分に言い聞かせながら。

転機は33歳。同僚のメイクが洗練されていて「それどこの?」と聞いたら「CEZANNE(セザンヌ)です」と返ってきた。プチプラの代表格みたいなブランドで、恥ずかしながら少し驚いた。その後、彼女のメイクポーチを見せてもらったらCANMAKE、rom&nd、ちふれが並んでいた。全然わからなかった。なぜそのメイクがあんなにきれいなのか。

プチプラへの乗り換えを始めた順番

最初から全部プチプラにしようとはしなかった。まず「消耗が早くて買い替え頻度が高いもの」から試してみることにした。

リップ:NARS(3,300円)→ rom&nd(1,100円)

NARSのリップは発色がよくて持ちもいい。それは本当だと思う。でも韓国コスメのrom&ndのジューシーラスティングティントを試したら、発色・持ち・使い心地のどれもNARSに引けを取らなかった。価格は3分の1以下。最初に比べたのは「ベールドローズ」と「BARE」近似色だったけど、3本買っても元のNARS1本より安い。今はリップだけで8色のrom&ndを持っている。

アイシャドウ:NARS(6,380円/パレット)→ CANMAKE(770円)

NARSのアイシャドウパレットはピグメントが濃くて発色が素晴らしい。これは正直プチプラで完全に代替するのは難しいと思っている。ただ、日常使いのニュートラルカラーに関してはCANMAKEのパーフェクトスタイリストアイズで十分すぎるという結論になった。770円なのに5色入りで、テクスチャーも普通に良い。「毎日使う定番カラー」はCANMAKE、「パーティや特別な日」はNARSという分け方に落ち着いた。

ベースメイク:SUQQU(8,800円)→ CEZANNE(990円)

これが一番勇気がいった。SUQQUのシルクフィットファンデーションは本当に好きで、肌に馴染む感じが他と全然違う。でも3ヶ月で使い切る消耗品に9千円は正直きつかった。試しにCEZANNEのフルカバーファンデーション(990円)を使ってみたら、カバー力は申し分なく、崩れ方も許容範囲内だった。正直SUQQUの方が肌なじみは上だと思う。でも「その差は9千円の価値があるか?」と聞かれると、日常使いには「ノー」という結論になった。

チーク:THREE(3,300円)→ CEZANNE(550円)

THREEのブラッシュは色の深みと発色の自然さが好きだった。でもCEZANNEのナチュラルチークを試したら、使い心地の差がほとんどわからなかった。550円で同じ質感を出せるなら、そちらでいい。

プチプラに変えてわかった「値段と効果の本当の関係」

半年かけて少しずつ乗り換えた結果、コスメへの月の出費が2万円前後から7,000〜8,000円台になった。そして気づいたことがある。

デパコスの値段の内訳には、中身以外のコストが含まれている。

百貨店の出店コスト、美容部員の人件費、ブランドの広告費、パッケージのデザイン費、その「体験」の価値。これらが積み重なって価格になっている。中身の原価が高いというより、周辺コストが価格に乗っている割合がかなりある。

プチプラ、特に日本の老舗ブランド(CEZANNE・CANMAKE・ちふれ)やコスパに定評のある韓国コスメ(rom&nd・ETUDE)は、研究開発にコストを集中させていて、ブランディングや販路コストが低い。結果として「中身のコスパ」が高くなりやすい。

ただ、全てが同じではない。「明らかに差がある」と感じた領域もある。

デパコスを残した3つと、その理由

1. SUQQUのリップライナー(3,300円)

口紅の輪郭が崩れにくいリップライナーで、プチプラで試した3種類より圧倒的に使いやすかった。芯の硬さと色のにじみにくさが全然違う。リップライナーはリップより使い切るのに時間がかかるので、1本の単価コストを長期で見ると「高くない」という判断。

2. MACのスタジオフィックスパウダー(5,170円)

崩れ防止のフィックスパウダー。MACのこれはプチプラで代替を5種類試したけど、夕方の崩れにくさが一番差が出た。特に混合肌でTゾーンが崩れやすい私にとっては、ここだけはMACのままにするという結論になった。皮脂崩れが気になる人にはコスパが高い出費だと思う。

3. THREE シマリング グロー デュオ(4,400円)

ハイライターとシャドウが入った2色パレット。これはプチプラで全く同じものが見つからなかった。光の入り方が絶妙で、頬骨に乗せたときのツヤ感がまるで違う。「特別感」のある仕上がりになるのはここだけ。毎日のベースより、ここにお金をかける方が費用対効果が高いという判断。

半年後の化粧台の変化

今の化粧台には、プチプラとデパコスが半々くらいで並んでいる。すべてデパコスだったころより、毎朝メイクが楽しくなった。「これが使いたい」という理由だけで選んでいるから。

値段が高いから好き、安いから妥協、ではなくて。使ってみて好きなものを使う、というシンプルなことが、デパコス→プチプラ乗り換えで一番得た気づきだったかもしれない。

NARS全部やめた、は嘘で、今でも「モザンビーク」というチークを持っている。使うとテンションが上がるから。それだけの理由で持っていていい、と今は思えている。

※効果には個人差があります。本記事は個人の感想であり、効果・効能を保証するものではありません。肌トラブル等が気になる方は専門医にご相談ください。

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